ドイツの高級車メーカー、アウディは10月21日、中国における9月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は5万4499台。前年同月比は2.6%増と、9か月連続で前年実績を上回った。
販売の主力は、中国吉林省のフォルクスワーゲングループの長春工場で現地生産される『A6L』、『A4L』、『Q5』、『Q3』の4車種。なおA6LとA4Lは、中国専用のロングホイールベース仕様。
9月の車種別の販売実績では、『Q3』が8992台を販売。前年同月比は54%増と大きく伸びた。またアウディは2014年夏から、広東省の仏山新工場において、『A3セダン』の現地生産を開始。この『A3』シリーズも9月、30%増の8195台を売り上げた。
また、Q5は9月、1万2456台を売り上げ、前年同月比は16%増。A6Lは3.4%増の1万2719台だった。A4Lの新型は9月、中国の販売店に到着し、顧客の反応も良好という。
アウディは2015年、中国で前年比1.4%減の57万0889台を販売。2016年1‐9月は、前年同期比6.2%増の44万0233台を販売している。