山梨県の富士急行は11月12日、恒例の鉄道イベント「富士急電車まつり2016」を開催する。下吉田駅をメイン会場、電車修理工場(富士山駅から徒歩約5分)と河口湖駅をサブ会場とし、10時から15時30分まで行われる。
メイン会場の河口湖駅では、2000系電車の保存車両を公開。通常は公開されていない車内や運転台も見学できる。車掌や駅員の仕事体験や、保守用車両の作業実演、グッズ販売なども行う。
電車修理工場では、電車との綱引きや車両部品の展示を実施。河口湖駅では、車両撮影会や車両の連結・分割作業実演、洗車機通過体験が行われる。当日は下吉田~富士山~河口湖間で「電車まつり」向けの臨時列車が運行される。
2000系は2002年から富士急行線で運用されていた電車。JR東日本の165系電車「パノラマエクスプレスアルプス」6両(3両編成2本)を譲り受け、『フジサン特急』として運行を開始した。老朽化のため2002編成が2014年に引退。残る2001編成も今年2月で引退している。