ミニ新幹線、車両後部、日本橋口…自動車関係者の“新幹線あるある”

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東北新幹線車内
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試乗会や新車発表などは、いまもクルマで現地へ向かうことが多いが、新幹線利用も少なくない。そこで感じるのは「自動車業界人の新幹線感覚」だ。誰もがそうとは言えないが、共通する部分も意外とある。ミニ新幹線、車両後部、日本橋口の3つもそんな共通点に含まれる。

日本橋口を使う

自動車関連の人と新幹線で移動するさい、東京駅での待ち合わせ場所に、「日本橋口」を指定する人が多い。東京駅日本橋口は、東海道新幹線のJR東海版の改札と、東北新幹線のJR東日本版のそれが存在するが、どちらもいつも利用者がまばら。修学旅行生や旅行客、ビジネス客でごった返す八重洲口を避け、「静かな日本橋口で待ち合わせしたほうがいいでしょ」と複数の関係者が話していた。「トイレも空いていてだいたいきれいだし」ともいう。

たしかに、八重洲口エリアのトイレは、学生、旅行客、ビジネス客に加え、ディズニー客で行列が途切れない。バリアフリー施設の不備などで、補助的なイメージの日本橋口駅だが、「日本橋口駅のほうが指定席車両に近いときもあるしね」ともいう。東海道新幹線「のぞみ」は、日本橋口とは反対側の、名古屋・新大阪よりに自由席がある。この日本橋口の利点は、「もうひとつある」という。

ミニ新幹線を選ぶ

東北新幹線方面の出張で、輸入車関係者から「『こまち○号』の○○号車で待ってて」といった連絡を受けることがある。「つばさ」の車両を指示するときもあった。「いや、なんのこだわりもないけど」と付け加えたうえで、こう教えてくれた。

「全車指定席の列車が多いでしょ。どうせ選べるなら、シートが2+2のミニ新幹線のほうが座席がゆったりしてるかなと思って。えっ? あんまり変わらない? 2+3列よりいいかなと思って」

“ドライバーズシート目線”からか、「2+3列の座席で3列のまんなかに座ってもらうのもなにかなと思って。2+2なら、どの席でも不便はないかなとも思うし」といった声もあった。東北新幹線方面の出張は、だいたい復路が満席のことが多く、「席に余裕がないときは、ミニ新幹線も3列も言ってられない」と笑った。

車両後部側に座る

最後は、自動車関係者に限らず、同行する複数の人から聞いた「車両後部側に座る」という話だ。ある東京と名古屋を行き来する自動車部品メーカーの男性の言葉だ。

「クルマの乗車テストなども多くて、走る・止まる・曲がるを感じる位置についつい座っちゃう。だから、車両の“ハコ”が見渡せる車両後部の通路側に座って、横Gや傾き、カーブを感じながらがいい。途中で寝ちゃうときもあるけど。逆に、混雑してて、車両の一番前側の、デッキの壁が目の前にある部分に座ると、なんだか気持ち悪い」

人それぞれ“好み”がある。自動車関係者のすべてに共通する話ではないが、「あっ、それ○○さんも言ってた!」と思わず発してしまうほどの、“業界あるある”の一端だ。

《レスポンス編集部》

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