国交省、液化水素運搬船の実現に向けて国際ルール作りを整備

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液化水素運搬船のイメージ
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国土交通省は、世界初の液化水素運搬船を実現するため、国際ルール作りを推進すると発表した。

国交省は、水素エネルギーの普及を見据え、豪州の未利用エネルギーである褐炭から製造した液化水素を輸送するため、世界初となる液化水素運搬船による日豪航路での実証実験を行う予定。

実証実験を行う実証船は、2020年の完工を目標としており、完成後、荷役機器などの試験、長距離輸送実証試験、積荷・揚荷などの習熟オペレーションを実施する予定。

日本と豪州は共同で、液化水素運搬船の安全要件に係る「暫定勧告」案を提案、安全基準作りを日本がリードして国際海事機関(IMO)で進めている。9月5日から開催されるIMO第3回貨物運送小委員会(CCC3)では、「暫定勧告」の最終案が審議されることになっており、これの最終化を目指している。

今回、多くの国の支持を得るため、CCC3に合わせロンドンで国際ワークショップを開催し、液化水素運搬船を運航する国際ルール作りを推進する。

《レスポンス編集部》

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