日野自動車は8月23日、日野『プロフィア』のブローバイガス還元装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、大型トラック日野プロフィア1車種で、2010年6月9日~2015年9月4日に製造された4万5805台。
大型トラックのエンジンにて、クローズドベンチレータ(ブローバイガス還元装置)の構造が不適切なため、ベンチレータエレメントが定期交換時期より前に目詰りすることがある。そのため、クランクケースの内圧が上昇しエンジンオイルが吸気系に流入し、白煙ならびに出力不足となり、最悪の場合、意図せずエンジン回転の上昇や、エンジンオイル量が減少して、エンジンが破損し火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、クローズドベンチレータを対策品と交換する。また、当該エレメントの定期交換の重要性と確実な交換について注意喚起を行う。
不具合は180件発生、火災事故が1件起きている。市場からの情報により発覚した。