【ジャガー F-PACE 試乗】SUVでもやっぱり大排気量ガソリンエンジンが似合う…諸星陽一

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ジャガー F-PACE 35t R-スポーツ
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ジャガーブランド初となるSUVモデルの『F-PACE』の試乗会が開催された。なおF-PACEの日本語表記については、「Fペースではなく、Fペイスとしてほしい」とインポーターであるジャガー・ランドローバー・ジャパンより指示があった。

最初に試乗したのはパワフルな3リットルのガソリンV6エンジンを搭載する「35t R-スポーツ」。駆動方式は4WD、ミッションは8速のATを採用する。サンルーフ装着車の車重はジャスト2トンだが、ドッシリした車重と大きなエンジンはいかにもジャガーという印象。ジャガーはフォード傘下にあった一時期、コンパクトなボディ&小排気量エンジンのモデルを作っていたが、やはりジャガーらしいのはこうした重厚長大(といっても昔ほどではない)なモデルなのだろう。

340馬力、450Nmのエンジンがもたらす余裕感はやはりジャガーらしいどっしりさを感じられる。アクセル操作に対する車速の上昇感も申し分ない。軽々としたエンジンの吹け上がりは、2トンをボディをハンデとしない。エンジンのパワフルさ、トルクフルさももちろんだが8速ATとのマッチングのよさ、4WDによるムダのない駆動力配分もものを言っているのだろう。

ハンドリングもボディの大きさ、重さをものともしない軽快なフィーリングだ。もっさりした感じはなく、軽々とワインディングを走っていく。エンジン、シャシーのどちらにも余裕があり、いかにもジャガー。いかにもプレミアムモデルという感覚を味わえる。

849万円の車両本体価格は庶民感覚での車両購入とはかけ離れた額だが、プレミアムSUVが欲しいという層にとっては、ちょうどいい立ち位置と言えるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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