韓国環境省は8月2日、フォルクスワーゲングループの32車種8万3000台の認証を取り消し、販売を停止すると発表した。
今回の発表は、フォルクスワーゲンが車の韓国での認定を受ける際、データを偽造し、不法に認証を受けたことへの対応。韓国環境省によると、排出ガス試験関連の不正が24車種、騒音関連の不正が9種、うち1車種は両方に不正が認められたという。
認証が取り消されたのは、2009年から2016年7月25日までに韓国で販売された車両。『ゴルフGTD』の「ブルーモーションテクノロジー」など27車種66モデルは、最近まで販売。アウディ『A6 3.0 TDIクワトロ』など、残りの5車種14モデルは、すでに韓国での販売を終了している。
エンジン別では、ディーゼル車が18車種29モデル。そのうち、ユーロ6適合車が16車種、ユーロ5が2車種。ガソリン車は14車種51モデルが対象になる。
韓国環境省は、「今回の書類の不正による認証解除8万3000台と、2015年11月の排出ガス低減装置の操作に応じた認証取り消しの12万6000台を合わせると、フォルクスワーゲングループが2007年から韓国で販売した30万7000台の68%に相当する20万9000台が、認証を取り消された」と説明している。