ドイツ高級車の御三家、メルセデスベンツ、BMW、アウディ。6月の世界販売において、ドイツ高級3ブランドでは、BMWが首位に立った。
BMWブランドの6月世界新車販売は、前年同月比9.7%増の18万9097台と、6か月連続の増加。6月の車種別実績では、『2シリーズ』が「アクティブ」/「グランツアラー」効果で、前年同月比49.6%増の2万1720台と、大幅増を維持。新型『7シリーズ』は、92.6%増の6301台と、大きく伸びた。『5シリーズ』は、5.4%増の2万9965台。SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)では、新型『X1』が、前年同月比79.8%増の1万7031台と大きく増加。『X3』は、27.2%増の1万5489台を販売する。
メルセデスベンツブランドの6月の世界新車販売は、6月の新記録の18万8444台。前年同月比は11.1%増と、40か月連続の前年超え。小型車の『Aクラス』が、『Bクラス』、『CLA』、『GLA』と合計で5万9423台を販売。前年同月に対して、9.3%の伸びを示す。『Cクラス』も好調。また、『GLC』や『GLE』などのSUVが6月の新記録。前年同月比43%増の6万2175台を売り上げた。
アウディブランドの6月の世界新車販売台数は、およそ16万9000台。前年同月比は7.4%増と、78か月連続で前年実績を上回った。およそ16万4150台。前年同月比は6.7%増と、77か月連続で前年実績を上回った。車種別実績では、欧州では新型を投入した『Q7』や『A4』が好調。米国では、『Q3』、『Q5』、Q7のSUV3車種が支持を集めた。
この結果、BMWがメルセデスベンツとアウディを抑えて、6月の世界高級車販売で首位に立った。しかし、BMWとメルセデスの差は、650台あまり。7月以降も、販売競争の激化が予想される。