アウディのドイツ本社は7月11日、6月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、およそ16万9000台。前年同月比は7.4%増と、78か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、欧州が回復傾向。6月は7万8700台を売り上げ、前年同月比は9.8%増と、13か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは15.9%増の2万8016台と、18か月連続の前年実績超え。
英国は6月、1万4530台を売り上げ、前年同月比は5.1%増と、7か月連続で増加。スペインは8.7%増の5104台と、30か月連続で前年実績を上回る。イタリアは19.3%増の5812台と、18か月連続で増加。フランスは6131台を販売し、前年同月比は11.9%増と、13か月連続で増加した。
また、中国(香港を含む)は5万1008台で、前年同月比は6.6%増と、6か月連続で増加。米国は1万8445台を販売。前年同月比は1%増と、66か月連続で前年実績を超えている。
車種別実績では、欧州では新型を投入した『Q7』や『A4』が好調。米国では、『Q3』、『Q5』、Q7のSUV3車種が支持を集めた。
アウディの2015年世界新車販売は、過去最高だった2014年の記録を更新する180万3250台。前年比は3.6%増だった。2016年上半期(1‐6月)は、前年同期比5.6%増の95万3200台。同社のDietmar Voggenreiter営業担当取締役は、「『Q2』のような新技術とコンセプトを備えた新型車のラインナップを強化していく」とコメントしている。