FXX K は、公道用モデルとして、フェラーリ史上最高の性能を備えた『ラ・フェラーリ』から派生したレーシングカー。フェラーリによると、その美しきスタイルは機能上必然的に生まれたものであり、どのラインをとってみても、性能の向上に貢献しない部分ないという。まさに、デザイナーと空力エンジニアとのコラボレーションによる、性能と美が一体化した作品。
FXX K は、今回受賞した13のデザイン製品のうちの一つ。歴代のコンパッソ・ドーロ賞の受賞製品の中で、自動車製品による受賞はわずか9モデル。そのうちの2つが、フェラーリ。
ADIの審査員団は、「歴史的ブランドの価値を具体的な形に作り上げた素晴らしきチームへの褒賞として、コンパッソ・ドーロ賞をフェラーリとイタリア製品の価値を反映する偉大なる手工業の賜物、FXX K に授ける」とコメントしている。
《森脇稔》