2016年のスーパー耐久第3戦「SUZUKA“S耐久”サバイバル」の公式予選が11日に行われ、最高峰のST-XクラスはNo.24スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがポールポジションを獲得した。
今回の予選はA・Bドライバーの合計タイムで(ST-X、ST-1を除く)各クラス上位3台はそのまま12日の決勝進出が決定。4位以下のマシンは同日夕方から開催される「敗者復活レース」に出場し、そこで上位結果をおさめたチームだけが決勝への切符を手にすることができる。
そのため、特に対象となるST-2クラス以下はポールポジションだけでなく通過ラインの3位を目指し激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。
まずAドライバーの予選では昨年ここでポールポジションを獲得したNo.8ARN SLS AMG GT3の白石勇樹が2分03秒442を叩き出し暫定トップに躍り出る。しかし、開幕2連勝と絶好調の24号車が総合力で反撃。Bドライバーの藤井誠暢が2分01秒823をマーク。トータルで4分05秒998となり、2位以下に1.4秒もの大差をつけて第2戦SUGOに続いてのポールポジションを獲得した。
2番手には開幕戦のポールシッターであるNo.5Mach MAKERS GTNET GT-R。第2戦では終始好ペースで周回するも中盤での不運なスピンが響き表彰台を逃した。今回はトラブルなくレースを進めることができれば、24号車の最大のライバルとなりそうだ。
3番手にはNo.3ENDLESS・ADVAN・GT-Rが入り、今回もGT-R勢が上位を占めた。
ST-2クラスはNo.59DAMD MOTUL ED WRX STIがランサー・エボリューション勢を圧倒し3戦連続ポールポジション。ST-3クラスも今季絶好調のNo.38MUTA Racing TWS IS 350がクラスPPを獲得した。
毎回激戦となっているST-4クラスはNo.86TOYOTA Team TOM’S SPIRITが今季2回目のポールポジション。また脇阪寿一が乗り込むNo.52埼玉トヨペットGreenBrave86が熾烈を極めた予選通過ライン争いを制し、チームとしては今季ベストとなる3番手を獲得。その一方で開幕2連勝と絶好調だったNo.13ENDLESS・ADVAN・86はクラス6番手と低迷。敗者復活レースに回るという波乱もあった。
ST-5クラスはNo.69BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITがクラスでは今季初ポールを獲得した。
なおST-2クラス以下は上位3台のみがこのまま決勝へ進出。4位以下のマシンは敗者復活レース「セカンドチャンス100」に回って決勝出場圏を争った。