【スーパー耐久 第3戦】鈴鹿サーキットでの第3戦を楽しむ4つのポイント

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昨年のスーパー耐久鈴鹿スタートシーン
  • 昨年のスーパー耐久鈴鹿スタートシーン
  • 昨年のスーパー耐久鈴鹿ゴールシーン
  • No.24スリーボンド日産自動車大学校GT-R
  • No.5Mach MAKERS GTNET GT-R
  • No.3 ENDLESS・ADVAN・GT-R
  • 脇阪寿一
  • 第2戦グループ2決勝では終盤に激しい2位争いを演じた脇阪(手前)
  • 2016スーパー耐久第2戦決勝(ST-2、ST-3クラス)

6月11・12日に三重県の鈴鹿サーキットで「2016スーパー耐久シリーズ第3戦SUZUKA“S耐”サバイバル」が開催される。

今年は例年になく注目度が上がっているスーパー耐久。特に鈴鹿ラウンドはこれまでにない様々な要素が盛り込まれるため、2日間思う存分に観戦を楽しむことができる。今回はレースでの注目ポイントを4つに分けて説明していく。

【(1)さらに激戦が予想されるST-Xクラス、第3戦鈴鹿の行方は?】
今年は10台以上が年間エントリーしている最高峰のST-Xクラス。ニュルブルクリンク24時間やSUPER GT(GT300クラス)でも活躍しているFIA-GT3マシンで争われる。今季は特にレベルが拮抗しており実際に開幕戦のもてぎ、第2戦のSUGOを振り返ってもスタートからハイレベルなスプリントバトルが繰り広げられ、チェッカー直前までペースを緩めることができないほど接戦のバトルが繰り広げられている。

そんな中、スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが開幕2連勝。チャンピオン争いでも一歩リードしているが、同じマシンを使用しているMach MAKERS GTNET GT-R、ENDLESS・ADVAN・GT-Rも今季初勝利へ虎視眈眈と狙っている。また第2戦では終盤のトップ争いに絡んだARN RACING、adenauのメルセデス『SLS』にも侮りがたいところ。ここまで結果が残らなかったが序盤は力強い走りをみせたHubAuto Ferrari 488GT3も目が離せない。

今回は4時間の耐久レースになるが、昨年の鈴鹿戦のように最終ラップまで手に汗握る大バトルが起きる可能性も十分にあるのだ。

【(2)今回は敗者復活レースも開催され土・日で2レース楽しめる】
第3戦の鈴鹿では、敗者復活レースが土曜日に開催。今回も週末を通して2回のS耐決勝が楽しめる。ST-X、ST-1クラスは全車決勝レースへ進出できるが、ST-2クラス以下は予選4位以下は敗者復活レースに回され、そこで上位入賞を果たさないと翌日の決勝レースには進めない。

特に全クラスの中でも最大となる20台がエントリーしているST-4クラスは激しいバトルが予想され、土曜日から目が離せないバトルが展開されそうだ。

【(3)ナイトセッションでチェッカーシーンへ】
今回の最大の注目ポイントは、夜になってチェッカーを迎えること。通常は夕暮れ時にレースが終わるのがS耐だが、今年は15時15分からスタートしての4時間耐久レース。19時15分と日没後にゴールシーンを迎える計算。

鈴鹿では以前、鈴鹿1000kmレースが夜にチェッカーを迎えていたが、今回はそれ以来となる。過酷な耐久レースを走りきった最後に迎える感動のシーンを観ることができる。

【(4)SUPER GTドライバーも多数参戦】
近年レベルが上がりつつあるスーパー耐久には、SUPER GTやスーパーフォーミュラなど国内トップカテゴリーで活躍する選手が大勢参戦している。

最高峰ST-Xクラスには国内最高峰クラスでの参戦実績があるプラチナドライバーを1人起用することができる。星野一樹、藤井誠暢、片岡龍也、野尻智紀、吉本大樹などが参戦。特に予選では白熱したタイムアタック合戦が展開されるほか、決勝でもSUPER GTかのようなシビアなバトルを展開。実際に第2戦の決勝でも手に汗握るバトルで盛り上がった。もちろん鈴鹿でも序盤から激しいトップ争いを楽しむことができそうだ。

さらにST-4クラスには、今年初めにSUPER GT引退を発表した脇阪寿一がエントリー。今季彼の走りを見られる数少ないレースということもあり、目が離せない。またトヨタ『86』やホンダ『S2000』が登場するST-4クラスでもSUPER GTで活躍するドライバーも多数参戦。全クラスの中で最も多い23台が激戦を繰り広げている。こちらの戦いにも注目だ。

いよいよ今週末開催のS耐第3戦。チケットは前売り(2日通し)で大人4000円~。現在もコンビニ・プレイガイド等で発売中だ。

《吉田 知弘》

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