【人とくるまのテクノロジー16】自動運転に近づく電動パワステ、コックピットを体験…デンソー

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体感展示として2系統電動パワーステアリングやハーモニアス・コミュニケーション・コックピットなどを公開したデンソー(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
  • 体感展示として2系統電動パワーステアリングやハーモニアス・コミュニケーション・コックピットなどを公開したデンソー(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
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デンソー(愛知県刈谷市)は、「人とくるまのテクノロジー」で近未来のコックピットを2つ提案。複数の電子情報を組み合わせ運転を支援する「ハーモニアス・コミュニケーション・コックピット」と、回路を二重系化しエラー時でもアシストを継続できる2系統電動パワーステアリングだ。

2系統電動パワーステアリング(EPS=Electric Power Steering)は、電子回路とモータ巻線を2系統持ち、片側系統に問題が発生した場合、残る1系統でアシストを継続させスムーズな走行を維持という設計。通常は2系統でアシストする。

たとえば自動運転中、車線変更のさいに電動パワステにエラーが発生したとき、1系統の場合は「緊急停止」となり、自動運転が中断される。それが2系統電動パワステの場合は、片側回路にエラーが発生しても、ドライバーがそのエラーに気づかないほどに車線変更し、自動運転が継続される。オーバーライドも可能という。

「電子回路の2系統化は、パワー部を小型化しコンパクトサイズで達成。万が一、回路のどこかに問題が発生しても残り1系統で最大出力50%のアシストを継続。モータ巻線は、弊社が開発した発電機(オルタネータ)の高密度巻線技術を応用し、独立した2系統の巻線をひとつのモータで実現した」

「将来は、マイコンの2系統化、車両側の電源・通信の2系統対応を実現させた“完全2系統EPS”を開発し、自動運転レベル3相当の自動運転をめざす」

同社フロアには、大型ヘッドアップディスプレイ、ハーモニアス・ルミ、電子ミラー、ドライバー・ステータス・モニター、ハーモニアス・ハンドルなどの安全サポートシステムが組み合わさった「ハーモニアス・コミュニケーション・コックピット」を体験する人たちの行列もみられた。

《レスポンス編集部》

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