削岩機などを製造する土木建設機械のメーカー、ヤマモトロックマシン(本社・東京都千代田区)は「2016NEW環境展」でユニークなブルドーザーを初披露した。それはヒラメのようにペチャンコで、車高たたったの50cm。もちろん世界一の低さだ。
「これは見ての通り、人間が立って作業をしづらい低いところで使うもので、主に鉄鋼メーカーの高炉で使っていただいています。すでに6台販売し、今回展示したものは7代目になります」と同社関係者は話す。
ベルトコンベアから落ちた鉄鉱石などを拾う場面で活躍しており、大幅な作業効率の向上が図れたと感謝されているそうだ。無線による遠隔操作なので、作業員の安全確保もできる。
価格はオプションによって異なるが、3000万円前後とのことだ。同社では建設現場やトンネルなど高炉以外の場所でも使用できるはずと見て、今回の展示会に持ってきたという。会場では珍しいブルドーザーということで興味を持つ人が多かった。