最も目を引いたのは、グラス型/ウォッチ型デバイスによる 「いつもNAVI for Wearable」の展示だ。グラス型では参考出品としてエプソンの“MOVERIO”を使ったインバウンド向けガイダンス機能を提案した。MOVERIOのコントローラとしての役割を持つアンドロイド端末で、現在地に応じた最適なガイダンス情報をグラス上に映し出す。方角も認識するので、向いている方向にある施設がどんな情報なのかも把握できる。英語や韓国語、中国語に対応するが日本語表示も可能だった。
ウェアラブルウォッチ型の展示では、「いつもNAVI for Wearable」をカシオの「スマートウォッチ」や「アップルウォッチ」を使った一例を提案。それぞれに合わせてデザインを用いて最適なガイド情報を表示するように工夫されていた。ゼンリンデータコムでは、ウェアラブルデバイスは地図や位置情報との連動として親和性が高いとしており、地図情報をもとにウェアラブルデバイスの開発やウェアラブルデバイス向けのサービス開発へと取り組んでいる。今回の出展はその流れに沿って開発を行ったものだ。