ホンダ、17年3月期の営業利益は19%増の6000億円を予想

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダ岩村哲夫副社長
  • ホンダ岩村哲夫副社長
  • 本田技研工業 本社(東京青山)

ホンダは5月13日、2016年3月期の連結決算と今期(17年3月期)の業績予想を発表した。前期までにエアバッグのリコール費用で一定の計上を終えたことから営業利益は前期比19%増の6000億円と、3期ぶりの増益を見込んだ。

今期の四輪車のグループ販売は17%増の491万5000台の計画とした。市場の不透明な日本は3%減の65万台としたものの、主力の北米は3%増の199万台と堅調な販売を持続する。為替は1ドル105円などを前提にしており、営業損益段階で3030億円の減益要因になる。当期利益は13%増の3900億円と、3期ぶりの増益予想。

16年3月期は、タカタ製エアバッグのリコールに伴う費用(引当金)が4360億円に達して収益を圧迫、営業利益は25%減の5033億円、当期利益は32%減の3445億円と、いずれも2期連続の減益になった。

岩村哲夫副社長は、今後順次リコールで交換するタカタ製の乾燥剤のないインフレーターに関して、グローバルでの費用は「前期までにすべて計上した 」と、説明した。 

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集