【ジャガー XF】ドライバー周りを“シアター”と捉えた演出

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ジャガー XF
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新型ジャガー『XF』のインテリア、特にドライバー周りの空間をジャガーではシアターと捉えているという。

XFのインテリアで最も特徴的なのは、『XJ』から採用されている、“リーバ・フープ”と呼ばれる、ダッシュボードがレイヤー状になり、室内全体を取り囲むような造形だろう。ジャガー・ランドローバー・ジャパンディーラー開発部の内藤久善氏によると、「現在ジャガーサルーンの伝統として取り入れられている。このリーバというのはイタリアの高級ボートメーカーのインストルメントパネルにインスパイアされたデザインだ」と説明する。

「ジャガーは美学を重視するブランドだ。クルマに乗り込むところから演出が始まる」と内藤氏。ドアをあけて室内に入るとリーバ・フープの真ん中にあるジャガーの刻印が点灯しドライバーを出迎える。そしてシートに座り、スタートボタンを見ると赤色に点滅。これは、「1分間に72回点滅をしており、これは動物のジャガーの鼓動をあらわしている」という。

そのスタートボタンを押すとエンジンが始動し、バーチャルインストルメントクラスターが点灯。そしてセンターコンソールにあるロータリーコントローラーがせり出してくる。また左右にあるエアベントがくるりと回転し開くという仕掛けだ。内藤氏は、「このドライバー空間をジャガーではシアターと捉えており、ドラマティックな空間にしようという考えだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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