国土交通省は、熊本地震で被災した熊本港が復旧し、島原港へのフェリーが運航を再開したと発表した。
熊本地震によって熊本港でフェリーへ車が乗り込むための可動橋や港へのアクセス道路が損傷し、4月15日から熊本港~島原港間のフェリーの運航ができない状況だった。
これを受け、国土交通省と港湾空港技術研究所の調査団が緊急に損傷を調査して国と熊本県が施設の復旧に着手、4月22日朝から、九商フェリー、熊本フェリーが運航を再開した。
震災前と同様、1日16便(土日祝日17便)の水準で運航が再開される。
今回の再開により、長崎方面、福岡方面へのバイパスルートが確保されることになり、震災対応物資の輸送などの時間短縮や道路混雑の緩和が見込まれる。