埼玉県がスマート水素ステーション開所式…知事「水素社会を推進する大きな力に」

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埼玉県 スマート水素ステーション 開所式
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埼玉県は4月22日、スマート水素ステーション開所式および燃料電池自動車(FCV)の納車式を県庁内で開催した。

埼玉県では水素社会の実証実験の一環として2012年からホンダ、岩谷産業とともにソーラー水素ステーションや燃料電池自動車の検証を行ってきた。今回、環境省の地域再エネ水素ステーション導入事業補助金を受けて、ホンダと岩谷が共同開発したパッケージ型のスマート水素ステーション(SHS)を県庁内の実証実験跡地に新たに整備。またホンダからFCV『クラリティフューエルセル』も納車されることから、記念式典を行ったもの。

式典で上田清司知事は「SHSはソーラーパネルで発電した電気で水道水を電気分解して水素を取り出して、それを燃料にすることで二酸化炭素を一切出さない画期的な仕組みになっている」と紹介。

その上で「FCVの普及には価格もさることながら水素ステーションの整備が不可欠。県がSHSを通じて、改めて水素社会の入り口から、そしてそれを推進するより大きな力になっていくことを期待する」と述べた。

またホンダの峯川尚専務執行役員は「小型でパッケージ化されたSHSとクラリティ フューエルセルで水素による自立分散型エネルギー社会の発信拠点として、またFCVの外部給電機能の活用で埼玉県が目指す水素社会モデルの構想に役立てると思い導入を提案させて頂いた」と県への納入の経緯を話した。

ホンダがSHSを自治体に納入するのは徳島や宮城に続いて埼玉県が3か所めとなる。今回の式典の進行に使用された音響機器はクラリティ貯めてあった電力でまかなわれた。

《小松哲也》

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