カーオーディオ選びの“勘どころ”…パワーアンプのポイントは3つ

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ロックフォード・フォズゲート T600-4
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カーオーディオ・ビギナーに向けて、製品選びの“勘どころ”をご紹介している。第2回目となる今週は、“パワーアンプ”の選び方について解説していく。“スピーカーを交換した後のパワーアンプ選びにおいて、どのような着眼点を持つべきなのかを、じっくりと解説していく。

パワーアンプ選びにおいてのポイントは、大きく捉えると3つある。「予算」、「音の好み」、そしてもう1つ、「何chモデルを選ぶべきか」。この3点だ。

予算についてはそれぞれのご都合なので、特に解説の必要はないだろう。そして「音の好み」についても各人の好き嫌いであるので、当記事においては詳細な解説を割愛させていただく。

しかしながら「音の好み」に関することで1つ、コツをご紹介しておこう。それは「好みのブランドを見つけ出すこと」。あまたあるパワーアンプの中から好みの“一品”を探し出すのはなかなかに困難だ。最初のうちはそうではなくて、“好みのブランド探し”から入るのが近道だ。“好みのブランド”が見つかったら、その中から予算に応じて欲しいものを選び出せばいい。ご参考にしていただきたい。

さて、もう1つのポイントとして挙げた「何chモデルを選ぶべきか」であるのだが、実はこれがなかなか難しい問題だ。いろいろな考え方があり、それぞれで利点が異なっている。

というわけで当記事では、この部分に的を絞って解説していこうと思う。以下、タイプごとでの利点や特徴を詳細に解説していく。


●候補A 『2chモデル』

まずはフロントスピーカーを鳴らすためだけにパワーアンプを用意する、という観点で、『2chモデル』をチョイスするアプローチがある。

これは案外、後々で融通が利く作戦である。今後のシステムアップのプランが具体的でない場合は、とりあえず2chアンプを買っておけば、後からいかようにもなるのである。

例えば、次にサブウーファーを足したくなったならば、新たにサブウーファー用にアンプを用意しても良いし、最初に購入した『2chアンプ』をサブウーファー用に回して、フロントスピーカー用にさらなる上級アンプを購入する、という選択肢を選んでも良い。またはサブウーファーは後回しにして、同じアンプをもう1台買い足し、フロント2ウェイをマルチドライブする、というようなステップアップ法を選ぶこともできる。将来的なシステム発展の自由度が高いのだ。

そして『2chモデル』を選ぶことにはもう1つメリットがある。それは、「良いアンプが買える」というものだ。

仮に予算が8万円だったとしよう。そこで8万円の『2chモデル』を買ったなら、1chあたりに4万円の予算を投入したことになる。それに対し『4chモデル』を選んだ場合には、1chあたりに投入した予算は2万円となる。つまり、「価格が2倍のアンプを買った」ということになるのだ。

まとめよう。最初に『2chモデル』を買っておくと、「後々のシステム構築の自由度の高さ」と「良い物が買えること」、以上の2つのメリットが得られるのである。


●候補B『4chモデル』

続いては、初めてのパワーアンプとして『4chモデル』を選ぶことの利点を考えていく。ここでの利点はズバリ、「これ1台で、3とおりのシステムが組めること」である。まずは、4chのうちの2ch分だけを使って(2ch分を余らせて)フロント2ウェイスピーカーを鳴らすシステム、2つ目は、フロント2ウェイスピーカーをマルチドライブするシステム、3つ目は、フロント2ウェイ+サブウーファーというシステム、以上の3システムだ。

2つ目のシステムではさらに『デジタルシグナルプロセッサー』が、3つ目のシステムではさらに『サブウーファー』が必要となるが、それらを購入するのは後回しでもいい。とにもかくにも『4chモデル』を1台用意しておけば、パワーアンプを買い足すことなく、いろいろな楽しみ方が可能となるのだ。

さらには、『2chモデル』2台を入れるよりも、『4chモデル』のほうがインストールスペースを取らない、というメリットもある。『4chモデル』ならば、もろもろを合理的に進めることができるのだ。


●候補C『5chモデルor複合機』

最初からシステムの完成型を決め打ちするならば、これらを選ぶという手もある。

まず『5chモデル』とは、通常の4ch分の出力に加えて、サブウーファー用の出力も備えたモデルである。これ1台で、“フロント2ウェイ+サブウーファーをマルチドライブする”システムを構築可能だ。インストールの省スペース化も、『4chモデル』を選んだとき以上に図れる。

そして『複合機』とは、パワーアンプとDSPが一体化したモデルである。当モデルのメリットは、一気に、かつリーズナブルに、詳細なサウンドチューニングが行えるシステムを手にできること。車室内には、リスニング環境としてよろしくない要因がいくつかあるのだが、詳細なサウンド・チューニングが行えるようになると、それらを1つ1つ潰していくことが可能となり、音質がぐっと向上する。しかしながら単体のDSPはどれも決して安くない…。それを『複合機』ではかなり手軽に手にすることができるのだ。

ただ、後からアンプだけを換えたり、DSPだけを換えることはできない。発展性の弱さがデメリットだ。ステップアップの余地を残しておきたいと考えるならば、他のタイプを選んだほうが良いだろう。

さて、いかがだったろうか。「何chモデルを選ぶべきか」という問題は、実に悩ましい問題ではある。しかし、後々のことを思い巡らせると、ワクワク感も沸き上がる。あれやこれやと夢を描きながら、“お気に入り探し”を楽しみ尽くそう。

【ビギナー必読!】楽しく賢く選びたい! ユニット選定方法の“勘どころ”を教えます! 第2回「パワーアンプ編」

《太田祥三》

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