4月1日から開幕するF1第2戦バーレーンGPに参戦予定だったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、直前のメディカルチェックでドクターストップがかかり、レースを欠場することが発表された。
今季の開幕戦オーストラリアGPの決勝レース中にエステバン・グティエレス(ハース)と接触し、マシンが大破するほどの大クラッシュを喫してしまったアロンソ。当日の診断では特に異常はなく、予定通り第2戦も出走するため現地入りしていた。ところがサーキット内で再度メディカルチェックを受けた結果、レースを行える状態ではないという判断。まさかの“ドクターストップ”がかかることになってしまった。
FIAの公式発表によると、現地時間の31日午前にメディカルチェックを実施。胸部CTスキャンの結果、安全にコースに送り出せる状態ではないという判断が下されたとのこと。念のため、4月15~17日に開催される第3戦中国GPの前にも、メディカルチェックを行い出走可能かどうかを再度判断するという。
なお、代役にはマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーで今年は日本のスーパーフォーミュラにも参戦するストフェル・バンドーンが起用されるとのこと。2015年にGP2シリーズでチャンピオンを獲得。2017年のF1デビューを目指し、スーパーフォーミュラをさらなるステップアップの場として選んでいたが、思わぬ形で今週末デビューを果たすことになりそうだ。
この日は岡山国際サーキットで行われていたスーパーフォーミュラの公式合同テストに参加。1日目のセッションでも総合4番手タイムをマークするなど、いきなり速さをみせていた。そのままバーレーンへ移動して、金曜日からの走行に間に合わせる予定のようだ。4月23・24日に鈴鹿サーキットで開催される開幕戦「鈴鹿2&4レース」から、どんな走りを見せてくれるかにも注目が集まっている。