J.D.パワーは、2016年インド自動二輪車商品魅力度調査結果を発表した。
インドの自動二輪車商品魅力度調査は、新車の商品魅力度を調べる業界のベンチマーク調査で、自動二輪車を新車で購入後、2~6カ月が経過したユーザーを対象に、自動二輪車の性能やデザインなどの商品魅力度に関する評価を測定する目的で行なっている。
二輪車の特性を「コントロールスイッチ/ロック」、「エンジン/トランスミッション性能」、「燃費」、「外観/スタイリング」、「乗り心地/ハンドリング性能」、「シート」の6つのカテゴリーに分類し、合計33項目について実際に所有しているモデルを評価してもらった。
商品魅力度を示す総合スコアは1000ポイント満点。今回の調査で、装備が10以下のモデルに対するスコアは平均849ポイントと、装備が11以上のモデルの825ポイントよりも24ポイント高かった。これは、装備が11以上の自動二輪車のユーザーが、初期段階で経験する不具合が装備10以下のモデルと比べて高いため。
装備が11以上のモデルでは、ユーザーの12%が自動二輪車の装備と利点についてセールス担当者から説明を受けなかったと回答。
セグメント別ランキングでは、スクーターセグメントのエグゼクティブは、TVS『ゼスト110』が1位だった。
モーターサイクルセグメントでは、エコノミーモデルで、TVS『スターシティープラス』が863ポイントでトップ。エグゼクティブモデルでは、ホンダ『CBシャイン』が850ポイントで1位だった。
ホンダ『CBユニコーン』と新製品のスズキ『ジクサー』は、アッパー・エグゼクティブモデルで同率1位。プレミアムモデルでは、新製品のホンダ・CBユニコーン160が872ポイントで1位だった。