オーストラリアでの現地生産の撤退を決めている米国の自動車最大手、GM。同社のオーストラリア工場の売却交渉が破談し、工場が閉鎖されることが分かった。
GMは2013年12月、傘下のオーストラリア部門、ホールデンの現地生産の撤退を発表。このうち、オーストラリアのエリザベス工場については、売却先を求めて交渉を進めてきた。
今回、この交渉が破談。2月26日、GMは、「ホールデンのエリザベス工場を、2017年内をもって閉鎖する」と発表している。
現在、ホールデンのエリザベス工場では、小型セダンの『クルーズ』を生産中。このクルーズの生産を、2016年10月初旬をもって終了。そして2017年末まで、『コモドア』の生産を続けた後、工場を閉鎖する。
ホールデンは、「クルーズのアフターサービスは、230か所のディーラーネットワークが継続。エリザベス工場の従業員については、再就職などに向けた支援を行う」と説明している。