アウディ クワトロが進化、「前輪のみでも駆動」へ…16年央に投入

自動車 ビジネス 企業動向
アウディ 取締役会会長 ルパート シュタートラー 氏
  • アウディ 取締役会会長 ルパート シュタートラー 氏
  • アウディ 年次報告会見
  • アウディ 年次報告会見
  • アウディ 年次報告会見
  • アウディ 技術担当役員 ステファン・クニルシュ 氏

アウディのルパート シュタートラー取締役会会長は3月3日にドイツで開いた年次報告会見で、フルタイム四駆システムのクアトロに走行状況などに応じて前輪駆動のみで駆動する機構を新たに加えたものを2016年半ばまでに市場投入する計画を明らかにした。

シュタートラー会長は「これまでに700万台以上の車に搭載されたクワトロを、我々はさらに効率化しようとしている。今年半ばに『ウルトラテクノロジー』を採用したクワトロを市場投入する。このシステムは走行状況などに応じて最適な駆動を選択するもので、全輪駆動が必要でない場合は前輪のみで駆動する。これにより1km走行あたり4~5gのCO2削減効果が得られる」と述べた。

また技術担当役員のステファン・クニルシュ氏は「カルダンシャフトを通じてリアアクスルとのリンクを遮断することで燃費を0.3リットル/km改善できる」とも付け加えた。

《取材協力》
アウディジャパン

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集