米国の自動車大手、フォードモーターの大型ピックアップトラック、フォード『F-シリーズ』。33年連続で米国ベストセラー車に君臨する同車の中核車種、『F-150』の新型が、米国でリコール(回収・無償修理)を実施する。
これは2月24日、フォードモーターが明らかにしたもの。2015年モデルとして、米国市場に投入した新型フォードF-150についてのリコールを発表している。
今回のリコールは、助手席のマッサージ機能付きシートの不具合が原因。フォードモーターによると、F-150の助手席シートのマッサージ機能が作動中に大人が着座した場合、シートセンサーが誤って子どもと認識する恐れがあるという。この状態でエアバッグが作動すると、乗員が負傷するリスクが増す。
リコールの対象になるのは、2016年モデルのF-150の一部。米国で販売されたおよそ3700台が、リコールに該当する。なお、この不具合による事故や負傷者はいない。
フォードモーターでは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、ソフトウェアを更新するリコール作業を行う。