韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は2月24日、『アイオニック プラグイン』の概要を明らかにした。実車は3月1日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー16で初公開される。
『アイオニック』(IONIQ)は、ヒュンダイが開発を進めてきた新型環境対応車。1月中旬、韓国でまずハイブリッド車が発表された。アイオニックには、3種類の電動パワートレインを設定。通常のハイブリッドだけでなく、プラグインハイブリッド(PHV)、EVも用意される。
ジュネーブモーターショー16では、アイオニックのPHVが、アイオニック プラグインの車名でデビューする予定。PHVパワートレインのエンジンは、ハイブリッド版と同じく、新開発の直噴ガソリン「GDI」。ヒュンダイの「カッパ」シリーズの最新作で、排気量は1.6リットルの直列4気筒ガソリン直噴エンジン。最大出力105ps/5700rpm、最大トルク15kgm/4000rpmを引き出す。
モーターは、最大出力ハイブリッドの44psから、PHVでは61psに強化。二次電池のリチウムイオンポリマーバッテリーも、蓄電容量を1.56kWhから8.9kWhに大容量化した。
アイオニック プラグインは、EVモードで最大50km走行可能。ヒュンダイは、欧州市場で重視されるCO2排出量について、「32g/kmが目標」と説明している。