ドイツの自動車大手、ダイムラーは1月18日、商用車部門のダイムラー・トラックスがイラン市場に復帰すると発表した。
今回の発表は、欧米によるイランに対する経済制裁の解除を受けての対応。イランで再び、トラックの現地生産に乗り出す。
ダイムラー・トラックスは、現地のIKD(イラン・ホドロ・ディーゼル)とマムート(Mammut)グループと、合弁会社を設立することで合意。2016年第1四半期(1‐3月)、現地事務所を開設する。
また、イラン市場へ投入するトラックブランドについては、メルセデスベンツだけでなく、ダイムラー傘下のFUSOブランドも計画している。
ダイムラー商用車部門のウォルフガンク・ベルンハルト取締役は、「イランでは今、商用車、とくにトラックに大きな需要がある。イラン事業の再開を早期に行う」と述べている。