自動車産業に期待、林経産相「税負担軽減できるよう取り組む」...賀詞交歓会

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自動車工業団体新春賀詞交歓会のあいさつに立つ林幹雄経産相(5日・品川区)
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林幹雄経済産業相は5日、自動車工業団体新春賀詞交歓会に出席。関係4団体約1800人の関係者の前で自動車産業に対する期待と希望を述べた。

林氏は全製造業の2割を占め、雇用の1割を支える自動車産業を「日本経済のけん引役」「自動車市場の成長なくして、日本の経済成長なし」と高く評価。「経済産業省は政策支援を惜しみなく進める」と、応援した。

その一方で「経済の好循環を揺ぎなきものにする鍵は、投資と3巡目の賃上げそのものではないか」と述べ、「そういう意味でも、くどいようだけど、設備、技術、人材に対して、投資をしていただきたいと思う。価格転嫁も併せてお願いしたい」と、注文を付けた。

自動車工業団体が要望する経済連携協定については「スピード感を持って進める」「早期妥結を目指す」とした。

また、エネルギー供給について「安くて安定したエネルギーの供給が経済を支える」という方針の下、「安全をクリアした原発の再稼働に全力で取り組んでいる」と話した。

さらに、池史彦自工会会長から話があったと、税制のついても言及。「ユーザーの税負担がなるべく低減できるように取り組んでいく」と、応えた。

《中島みなみ》

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