欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは12月18日、チェコのムラダー・ボレスラフ工場におけるMTの累計生産が700万基に到達した、と発表した。
700万基のうち、大半の600万基を占めるのが、「MQ200」と呼ばれるトランスミッション。2000年から生産が開始され、排気量1.0-1.6リットルのガソリン車と組み合わせる。
このトランスミッションは、シュコダだけでなく、フォルクスワーゲングループの幅広いブランド、アウディやセアトにも搭載されている。
残りの100万基は、「MQ100」と呼ばれるトランスミッションで、2011年から生産。フォルクスワーゲン『up!』をはじめ、シュコダ『Citigo』、セアト『Mii』、シュコダ『ファビア』に採用する。
累計生産700万基は、2000年の生産開始から15年で達成した記録。シュコダの生産担当、Michael Oeljeklaus取締役は、「700万基のMTを生産したことが、ムラダー・ボレスラフ工場における部品生産の競争力の高さを示している」と述べた。