脇見運転で柱に衝突、ひざの上の乳児が死亡

自動車 社会 社会

24日午後3時10分ごろ、北海道稚内市内の国道40号を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の街路灯柱に衝突する事故が起きた。この事故で後部座席に同乗していた生後4か月の女児が死亡。3人が重軽傷を負っている。

北海道警・稚内署によると、現場は稚内市朝日1丁目付近で片側2車線の直線区間。乗用車は第2車線から斜行するようにして路外に逸脱。そのまま道路左側に設置されていた街路灯柱に衝突した。

衝突によってクルマは中破。後部座席に同乗していた31歳の女性がひざの上に抱いていた生後4か月の女児が頭部強打で約10時間後に死亡。女性も頭部強打の重傷を負った。このほか後部座席に同乗していた2人が軽傷を負っており、警察ではクルマを運転していた同市内に在住する57歳の女性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で事情を聞いている。

事故当時、後部座席には成人女性2人が同乗。各自のひざ上に乳児を抱いていたという。チャイルドシートは使用していなかった。聴取に対して運転者の女性は「助手席に座らせていたペットの犬に気を取られ、脇見をしてしまった」などど供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集