東芝、チューリッヒ保険に車載端末を活用した運転支援ソリューション提供

自動車 ビジネス 国内マーケット
運転者支援ソリューションの概要
  • 運転者支援ソリューションの概要
  • 通信機能付車載端末

東芝は、通信機能付車載端末を活用した運転者支援ソリューションをチューリッヒ保険会社向けに提供すると発表した。

同ソリューションは、3G通信機能を備えた車載端末、サーバーシステム、スマートフォンアプリで構成。自動車事故を検知した場合に、事故受付センターへ自動的に通知する機能を搭載するほか、安全運転のアシスト、車載カメラによる動画の記録、スマートフォン上での再生機能なども用意する。

緊急通知サービスは、事故が発生した時などの強い衝撃を車載端末が自動検知し、サーバーシステムを介して、事故受付センターへ自動通知。また、事故時の動画をアプリから事故受付センターへ送信することで、より具体的な事故対応のアドバイスや指示が可能となる。

安全運転アシストでは、急ハンドル、急ブレーキなどの危険挙動を検知すると、音声でドライバーに知らせるほか、発生時の動画をアプリで確認することで、自身の運転を振り返ることができる。また、危険挙動を含め様々な走行データはサーバーシステムへ蓄積され、将来の保険商品開発へ生かされる。

動画活用サービスでは、車載端末で記録された動画をスマートフォンにダウンロードして、再生する機能を提供。観光で訪れた街並みなどの走行動画をSNSでシェアするなど、安全・安心に加えて、「走る楽しさ」を提供する。

チューリッヒ保険会社は、同ソリューションによる運転走行情報記録システム「Z-アシスト」を、「スーパー自動車保険」の一部契約者に2016年1月より提供開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集