米国IIHS(道路安全保険協会)は12月10日、「2016トップセイフティピック+」のリストを公表した。トヨタ自動車(レクサスとサイオンを含む)が、最多の9車種で最高の安全性評価を獲得している。
IIHSの「トップセイフティピック」を受賞するには、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突、横転の各耐衝撃性能試験の全てで、最高の「GOOD」評価となるのが条件。また、自動ブレーキなどの前面衝突予防評価で、「ベーシック」を獲得することも求められる。
さらに上のトップセイフティピック+を受賞するには、トップセイフティピックの耐衝撃性能試験での最高評価とともに、前面衝突予防評価において、3段階評価で2番目の「アドバンスド」、最高の「スーペリア」のいずれかの獲得が必要となる。
トヨタ自動車で2016トップセイフティピック+に選ばれたのは、トヨタブランドが『カムリ』、『プリウスα』、『アバロン』、『RAV4』の4車種。レクサスブランドが『CT200h』、『ES』、『RC』、『NX』の4車種。サイオンブランドが『iA』(マツダ『デミオセダン』のOEM)1車種。合計9車種は、自動車メーカー最多となった。
IIHSは、「トヨタはアバロンやRAV4に、自動ブレーキを追加した。両車は前面衝突予防評価が、最高のスーペリア」と評価している。