東武鉄道も台湾鉄路と友好協定締結へ…同時出発式や乗車券交流など実施

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東武鉄道と台湾鉄路は12月18日に友好鉄道協定を締結する予定。当日は記念エンブレム(画像)を取り付けた特急列車の同時発車式も行われる。
  • 東武鉄道と台湾鉄路は12月18日に友好鉄道協定を締結する予定。当日は記念エンブレム(画像)を取り付けた特急列車の同時発車式も行われる。
  • 協定締結記念ポスターのイメージ。12月18日から東武・台湾鉄路の各駅に掲出される。
  • 相互乗車券交流や記念切符の発売も行われる。画像は記念切符のイメージ。

東武鉄道は12月3日、台湾鉄路管理局と友好鉄道協定を締結すると発表した。12月18日に締結式を行うほか、出発式の同時実施も行う。

締結式は10時30分から11時30分まで(台湾時間)、台北駅(台北市中正区)で実施。東武鉄道の根津嘉澄社長と台湾鉄路の周永暉局長が出席する。

その後、14時40分から15時10分まで(台湾時間13時40分から14時10分まで)、浅草駅と樹林駅で出発式を実施。浅草駅では15時00分発の特急スペーシア『きぬ123号』の出発式が行われ、樹林駅では14時08分に同駅を発車する自強号(日本の特急列車に相当)『普悠馬232号』の出発駅が行われる。『きぬ123号』と『普悠馬232号』には、共通デザインの記念エンブレムが掲出される。

このほか、相互乗車券交流や記念切符の発売も行われる。乗車券交流は12月19日から2016年12月18日まで実施。東武鉄道の「東京スカイツリー周辺散策フリーきっぷ」か「東京スカイツリーパノラマきっぷ」の乗車券袋を台湾鉄路の台北駅か瑞芳駅(新北市)で提示すると、台湾鉄路の平渓線を利用できる1日フリー切符がプレゼントされる。

また、台湾からの利用者の場合、台湾鉄路の自強号乗車券(大人150台湾ドル以上)とパスポートを浅草駅の外国人旅行センターに提示すると、「浅草・東京スカイツリー観光記念往復きっぷ」のプレゼントか、「台鉄専用日光往復きっぷ」の割引販売(1500円)のどちらか一方を選ぶことができる。「台鉄専用日光往復きっぷ」は浅草~東武日光・鬼怒川温泉間の往復乗車券で、通常の往復運賃(2910円)より1410円安い。

記念切符は「東武鉄道・台湾鉄路友好鉄道協定締結記念乗車券」と題し、12月18日の12時から東武本線系統40駅と東上線系統16駅などで発売される。発売額は1000円で、日光線幸手駅から650円区間、伊勢崎線福居駅から150円区間、東上線大山駅から200円区間の3枚セット。発売期間は2016年2月29日までだが、発売数は3500セットで、売切れ次第販売を終了する。

台湾鉄路も同じデザインの記念乗車券を台北駅で発売する予定だ。こちらは大山駅(苗栗県後龍鎮)と板橋駅(新北市)からの乗車券セットで、発売数は1200セット限定になる。大山駅は東武鉄道の東上線に同名駅がある。板橋駅の日本の同名駅はJR東日本だが、東武鉄道の東上線にも下板橋・中板橋・上板橋の3駅がある。

《草町義和》

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