エントラントも観客も楽しめるコース設定…54th SHCC Meeting at OISO LONG BEACH

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54th SHCC Meeting at OISO LONG BEACH
  • 54th SHCC Meeting at OISO LONG BEACH
  • 日産サニーレーシング仕様を駆るMr.ロータリーこと従野孝司氏
  • “黒い稲妻”の異名をもつ桑島正美氏は日産フェアレディZ432R
  • 従野孝司氏(左)と桑島正美氏(右)
  • Best of SHCCに輝いたオースティン 7ニッピーを駆る大学生の女性
  • ロータス 47GT
  • ロータス エランS4S/E
  • フィアット 500

11月29日、大磯ロングビーチ駐車場(神奈川県中郡)において、「54th SHCC Meeting at OISO LONG BEACH」が開催された。主催は湘南ヒストリックカークラブ。

戦前から1960年代のヒストリックカーを中心にしたジムカーナ大会も、今回で54回目を迎えた。快晴に恵まれた当日、会場には約100台ものエントリー車両が集合。今回も大盛況であった。

ここ数年は、往年のレーサーがゲストとして参加しているこのイベント。今回はマツダワークスとして活躍していたMr.ロータリーこと従野孝司氏と、“黒い稲妻”の異名をもつ桑島正美氏が登場。従野氏は日産『サニー』のレース仕様。桑島氏は同じく日産『フェアレディZ 432R』でデモンストレーションランを行い、多くの観客やエントラントから大きな歓声を集めていた。

エントラントに目を移すと、レディースクラスに戦前車がエントリーしていた。彼女は大学生で、オースティン『7ニッピー』に乗るお兄さん(実は彼も大学生だ)と共に、ダブルエントリーしたという。彼女はまだ免許を取ってそれほど時を経ていないにもかかわらず、戦前車を巧みに乗りこなし、今回のBest of SHCCを受賞した。

今回のコースは1分弱で完走できるように設定されており、長い直線から180度以上のターンまで含まれるテクニカルなものであった。そのレイアウトは、できるだけ観客の近くでそのターンをさせる目的を持つ。「そうすることで観客の皆さんもドライバーのテクニックを見てもらえるし、そのクルマの挙動がよくわかるでしょう」とコースを設定した主催者の一人は話す。もちろんそこには安全を考慮し、そのターンに侵入する際に微妙に速度が落ちるようパイロンを設置。かつ、サイドターンができるくらいの速度は保たせるよう、微妙な配慮がなされていた。

次回は6月5日に同会場にて開催される予定だという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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