国土交通省は、アイベックスエアラインズが航空機の整備を適切に行っていなかったとして事業改善命令を出した。
国交省東京航空局は、10月に実施したアイベックスエアラインズに対する立入検査で、整備を適切に実施していないことを認識しながらも、必要な対応をとらず運航を優先した事案を繰り返していたことが明らかになった。
また、同社はこの他にも整備記録の改変、東京航空局に対する虚偽報告などを行い、整備ミスに対して必要な再発防止策を講じていないなど、適切な安全管理を行わず、輸送の安全を阻害する行為を繰り返している事実が認められたとしている。
このため、東京航空局から同社に対して安全意識の再徹底とコンプライアンス教育、安全管理体制の抜本的な見直し、整備体制の再構築について、事業改善命令を出した。