プジョー・シトロエン・ジャポンは10月29日、プジョー『308』などのロアアームボルトおよびハーネスサポートに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、プジョー『308』とシトロエン『C4ピカソ』の2車種で、2014年9月9日から2015年3月28日に輸入された1409台。
フロントサブフレームとロアアームを取り付けているロアアームボルトについては、強度不足のため、折損し、異音が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ロアアームが外れ、ハンドル操作ができなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ボルトを良品に交換する。
バッテリートレイに取り付けているエンジンハーネスを固定するためのハーネスサポートについては、製造時に誤った部品が取り付けられているものがあり、ラジエターホースと干渉するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ラジエターホースが損傷し、冷却水が漏れ、最悪の場合、エンジンがオーバーヒートするおそれがある。
改善措置として、全車両、ハーネスサポートの形状を確認し、誤品が組み付けられているものはハーネスサポートを修正する。また、ラジエターホースに損傷があるものは、ラジエターホースを新品に交換する。
いずれも不具合および事故は起きていない。本国からの情報により発見した。