日産自動車は電気自動車(EV)の販売増を促進するため、自社の国内工場や研究拠点などに普通充電器を大量に設置する。現在は100基程度となっているが、2016年度の早い時期に2000基に増やす計画だ。
国内販売部門を担当する星野朝子専務執行役員が10月20日に開いた記者会見で明らかにした。自動車通勤の多い工場などの自社事業所に配置し、従業員が通勤でもEVが使いやすい環境をつくる。
日産の国内販売店ではすでに全2100拠点に充電器が整備されており、日産グループの充電施設が一段と拡充されることになる。日産はEV『リーフ』の航続距離を現状より約23%伸ばすなど性能を高めるマイナーチェンジを実施し、12月に発売する予定となっている。