ホンダ・マレーシアは19日、通貨リンギ安が続いていることから、来年1月より販売価格を上げると発表した。
同社が発表した声明によると、現在価格を引き上げた時の影響を分析している。引き上げ幅はモデルによるが、2~3%となると見込まれている。為替レートを監視し、12月に引き上げるか最終決定する。
上野洋一郎最高経営責任者(CEO)は、現行価格となってから、リンギが対米ドルで20~30%下落していると指摘。リンギの大幅下落で輸入パーツや部品のコストが大幅に増加していると明らかにした。その上で、影響を軽減するために事業コストや経費削減を行ってきたが、最終手段として価格を引き上げると説明した。