マツダ小飼社長、ロータリーエンジンは「使命感もって開発している」

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マツダのロータリーエンジン
  • マツダのロータリーエンジン
  • 中央大学後楽園キャンパスで出張授業を行った、マツダの小飼雅道社長
  • マツダ RX-8(参考画像)

マツダの小飼雅道社長は10月6日、2012年に搭載車種の生産を終了したロータリーエンジンについて「開発は今でも進めている。私どもが(車種搭載を)止めれば、このエンジンはなくなってしまうので、そうした使命感をもって取り組んでいる」と述べた。

同日、東京都文京区の中央大学後楽園キャンパスで「出張授業」を行い、学生との質疑のなかで語った。ロータリーエンジンは、マツダが1967年に世界で初めて自動車用を実用化した内燃機関。近年ではスポーツカーの『RX-8』に搭載されていた。

小飼社長は「財政基盤を固めるため、SKYACTIVのコンベンショナルなガソリンとディーゼルに開発のリソースを集中している」と、ロータリー搭載車の販売中止の理由を説明した。同時に「燃費、環境性能、低速時のトルク改善といった課題を徹底して改善するよう開発を進めている」と述べた。

そうした開発により「お客様に(改良が)認めていただけるレベルになれば売り出す」と、ロータリー車の販売復活への道筋を示した。

《池原照雄》

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