デンソーは、2015年度グッドデザイン賞を4件受賞し、そのうち「作業補助装置/iArmS(アイアームス)」がグッドデザイン・ベスト100(特別賞候補)に選出されたと発表した。
iArmSは手術時に医師の腕を支え、生理的に生じる手のふるえや疲れを軽減する手術支援ロボット。医師が腕を動かしたい位置にロボットアームが自由に追従し、かつ手術時にはしっかりと固定され医師の腕を支える。今回の受賞では、医師の負担軽減をもたらす優れたデザインとして高い評価を得た。
グッドデザイン賞には、iArmSのほか、「エンジンECU/ABILCORE(アビルコア)」、「自動車用メーター/レクサスRX用メーター(トヨタ自動車との共同受賞)」、「産学協同プロジェクト/見えない技術を伝える新しいコミュニケーションの模索(名古屋学芸大学との共同受賞)」が選ばれた。
デンソーのグッドデザイン賞受賞は1976年に初めて簡易無線装置で受賞して以降、累計125件。また、1992年から24年連続して受賞している。