欧州自工会、ディーゼル不正に声明…「業界全体の問題ではない」

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フォルクスワーゲンのターボディーゼル「TDI」エンジン
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フォルクスワーゲングループが、排出ガス規制を逃れるために、違法なソフトウェアを車両に装着していた問題。これに関して9月23日、欧州自動車工業会(ACEA)が声明を発表した。

ACEAの声明では、「特定の一社に影響を与える問題について、コメントできない」と前置き。これはACEAに会員の一社として、フォルクスワーゲングループが属しているため。

その上でACEAは、「事態の深刻さを認識し、この問題を真摯に受け止めている」とコメントした。

今回の問題では、フォルクスワーゲングループだけでなく、欧州の自動車メーカー全体が、疑いの目で見られている。これに関してACEAは、「業界全体の問題であるという証拠はない」と強調する。

ディーゼル車が主流の欧州では、早くからディーゼルの排出ガスのクリーン化に取り組んできた。今回のフォルクスワーゲングループの不正は、長年で築いてきた欧州ディーゼル車の信頼を失墜させる可能性もあるだけに、ACEAとしては、これ以上の問題の拡大は避けたいところだろう。

《森脇稔》

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