ルノー・日産自動車連合のカルロス・ゴーンCEOと独ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は9月16日、モーターショーが開催中のドイツ・フランクフルトで共同記者会見を開き、両グループの提携成果などをアピールした。
質疑のなかでゴーンCEOは中国での日産の生産能力について、「能力を縮小することはないが、増強については(自動車市場の)成長率が鈍化しているので慎重に検討しなければならない」と述べた。ただ、中国市場に対する見方では「悲観的な観測が多く、そちらにオーバーシュートしている」と、過度な悲観論には疑問をはさんだ。
さらに「2000万台を超える市場は好機でしかない。私は強気の予想を出している」と、楽観的な見方を示した。2016年から生産を始めるルノーの工場についても計画通り進める方針を示した。