コンテナ船の燃費を改善する風防を開発…CO2削減効果を検証

商船三井は、東京大学などとコンテナ船の風圧抵抗を低減する風防を開発し、商船三井が運航するコンテナ船「MOL MARVEL」の船首部に取り付け、実際の航海でCO2の削減効果を検証する。

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風防を設置したコンテナ船「MOL MARVEL」
  • 風防を設置したコンテナ船「MOL MARVEL」
商船三井は、東京大学などとコンテナ船の風圧抵抗を低減する風防を開発し、商船三井が運航するコンテナ船「MOL MARVEL」の船首部に取り付け、実際の航海でCO2の削減効果を検証する。

風防を共同開発したのは他に商船三井テクノトレード、大内海洋コンサルタント、三井造船昭島研究所。

コンテナ船の大型化に伴って、甲板上に積載するコンテナの高さも増大、それによる風圧抵抗も無視できない程度まで増加している。今回開発した新型風防は、風洞試験を通じて船首の空力形状を検討し、風防本体の重量の削減に加えて風圧抵抗の低減効果が最大限得られるように、積載されたコンテナの最前列を囲う馬蹄形デザインを採用した。

日本海事協会が定める波浪衝撃荷重に関する規則に適した設計強度を持つ。風防の後方両舷側には、整流用コンテナを斜めに配置することで船側面を平滑化し、風圧抵抗の低減を実現する。

6700TEU型コンテナ船が北太平洋航路を航海速力17ノット(時速約31km)で航行する場合、年平均約2%のCO2削減効果を見込む。また、風防による荒天航行時の青波の打ち込み対策としての効果も見込んでいる。
《レスポンス編集部》

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