韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は8月26日、ブラジル工場における『HB20』の累計生産台数が50万台に到達した、と発表した。
HB20はヒュンダイが初めて、ブラジル市場のためだけに開発した専用車。ブラジルのサンパウロ州ピラシカバの新工場において、現地生産する最初のモデルでもある。ヒュンダイが欧州で発売している新型『i20』の車台をベースに、ブラジル市場の嗜好に合わせた専用の内外装を採用する。
ボディサイズは全長3900×全幅1680×全高1470mm、ホイールベース2500mm。取り回し性能に優れ、実用的な室内スペースを備えた小型の5ドアハッチバック。
搭載エンジンはガソリンのみで、1.0リットル直列3気筒と1.6リットルの直列4気筒の2種類を用意。ブラジル市場ならではの燃料に対応しており、1.0/1.6リットルともに、ガソリンだけでなくエタノール混合燃料でも走行できる。
このHB20が今回、累計生産台数50万台に到達。生産開始からおよそ3年での記録達成となった。ヒュンダイモーターブラジルのウィリアム・リー社長は、「HB20がブラジルの顧客に受け入れられているという事実を、明確にするもの」と述べている。