欧州日産が6月末に発表したコンセプトカー、『ジューク-R 2.0』。同車と、日産『GT-R NISMO』との加速競争の映像が、ネット上で公開されている。
ジューク-R 2.0は、2012年に欧州で少量が限定生産された『ジューク-R』の進化形。ジューク-Rは『GT-R』用の「VR38DETT」型3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジン(プロトタイプの最大出力はGT-Rデビュー当初の480ps)をはじめ、独立型トランスアクスル4WDや6速デュアルクラッチトランスミッションまでも、そっくり移植。中身は、ほぼGT-Rといえるジューク。
量産版のジューク-Rでは、プロトタイプよりもパワーアップ。その最大出力は65ps引き上げられ、545psを獲得した。最高速は、257km/h。2012年当時の価格は、日本円に換算して5000万円だった。
6月末に発表されたジューク-R 2.0では、最新型GT-Rの頂点に立つGT-R NISMOからエンジンを移植。最大出力はGT-R NISMOと同じく、600hpの大台に届いた。
また外観は、さらにアグレッシブなデザインに。カーボンファイバー製の前後バンパーをはじめ、リアにはカーボン製のディフューザーを装着。フロントバンパーは開口部を広げ、冷却性能と迫力を増した。
8月7日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』は、ジューク-R 2.0とGT-R NISMOの加速競争の映像を、公式サイトを通じて配信している。