JVCケンウッドが発表した2015年4-6月期(第1四半期)の連結決算は、営業損益が10億6700万円の赤字に転落した。前年同期は3億3900万円の黒字だった。
売上高は、ASKインダストリーズを子会社化するなど、事業買収の効果から同1.2%増の672億8300万円と小幅な増収となった。
収益では、事業売却や為替差損の影響で、経常損益は16億0600万円の赤字に転落した。市販事業で海外販売の減少したほか、OEM事業の新規受注に伴って開発費負担も増加したことも影響した。純損益は23億1500万円の赤字だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。