日産自動車と東風汽車の中国合弁、東風日産は6月29日、中国において、新型『桜蘭』(『ムラーノ』)の生産を開始した。
新型ムラーノがラインオフしたのは、東風日産の湖北省襄陽工場。襄陽工場は、ルノー日産アライアンスの生産クオリティを備えており、その生産品質は長年、高い評価を得てきた。
中国向けの新型ムラーノは、3.5リットルV型6気筒ガソリンと、2.5リットルガソリンの2種類のエンジンを搭載。2.5リットルは、12.5km/リットルの優れた燃費性能を実現する。
4WDシステムは、インテリジェント仕様。前後の駆動力は、100対0から50対50までの範囲で、路面や走行状況に応じて変化する。
新型ムラーノの中国ベース価格は、23万8800元(約470万円)。東風日産は新型ムラーノを、中国戦略の最重要車のひとつに位置づけている。