国土交通省は、羽田空港の機能強化に関する説明会を開催すると発表した。
羽田空港の機能強化は、飛行経路の見直しなど、機能強化方策を具体化するのに向けて、現在、関係自治体などと協議している。今後は、関係自治体の協力を得ながら、より多くの住民に幅広く理解してもらうことにしている。
国交省では、具体的手法、プロセスについて3月16日に「羽田空港機能強化に関するコミュニケーションのあり方アドバイザリー会議」を設置し、専門家から意見を集めてきた。会議での議論を踏まえ、説明会を開催する。
説明会は、7月下旬以降、羽田空港周辺や東京23区などで開催する。詳細な開催会場や日時については今後、関係自治体と調整し、決定次第、改めて公表するとしている。
説明会は、説明パネルなどを展示するとともに、担当者が参加者の質問に対して適切に説明するオープンハウス型で実施する。
また、説明会は、2つのフェーズに分けて実施する。第1段階では、機能強化の必要性や実現方策を中心に説明するとともに、住民の意見、質問、懸念などを聞く。
第2段階では、環境対策、新飛行経路の運用方法など、詳細な事項を中心に、議論を深めていく。これにより、住民の意向を聞きながら2016年夏までに環境影響に配慮した方策を策定する。
説明会以外にも、国交省ホームページ内に羽田空港機能強化についての特設ページを設ける。