VW、上海汽車との提携強化…中国でPHVとEV生産へ

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提携強化を発表するフォルクスワーゲンと上海汽車の両首脳
  • 提携強化を発表するフォルクスワーゲンと上海汽車の両首脳
  • フォルクスワーゲン スポーツクーペ・コンセプトGTE(参考画像)
  • フォルクスワーゲン スポーツクーペ・コンセプトGTE(参考画像)

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは6月3日、中国合弁パートナーの上海汽車(SAIC)との間で、EV分野における提携を強化すると発表した。

フォルクスワーゲンと上海汽車の中国合弁が、上海フォルクスワーゲン。今回の提携強化の大きな柱となるのが、プラグインハイブリッド車(PHV)とEVを中国で現地生産し、上海フォルクスワーゲンが発売すること。

この実現に向けて、中国の上海市近郊の安亭工場を拡張する。なお、拡張工事には、フォルクスワーゲンが2019年までに中国で計画している総額220億ユーロの投資の一部が充当される。

フォルクスワーゲンの中国合弁には、上海フォルクスワーゲンと、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲンの2社がある。2014年は、両社合わせて、前年比12.4%増のおよそ370万台を販売した。

フォルクスワーゲングループのマルティン・ビンターコルンCEOは、「長期に渡るパートナーと上海汽車とともに、先進かつ環境に配慮した技術の研究開発を進めていく」と述べている。

《森脇稔》

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