ホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)が開発・製造する「ホンダジェット」が初めて欧州を訪問した。
スイスのジュネーブで開催されている欧州最大のビジネス航空ショー「ヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンベンション・アンド・エキシビション(EBACE2015)にて実機を公開した。
赤と白の基調色にシルバーのストライプの入ったホンダジェットは、全行程が4万8000kmを超えるワールドツアーを4月から開始。今回はワールドツアーの一環として、日本に続き欧州へ初飛来した。
EBACE2015の後は、ポーランド、英国、ドイツおよびスイスの9都市で顧客に試乗してもらってデモンストレーションフライトを行う予定。
HACIの藤野道格社長は「ワールドツアーでホンダジェットは、さまざまな環境下で飛行し、運用や信頼性の面でも顧客へのデリバリーへの準備が整っていることを確認できた」とコメントしている。
また、HACIは欧州でのホンダジェットのディーラーネットワークに、マーシャルアビエーションサービスを加え、販売・サービスネットワークを強化したと発表した。マーシャルアビエーションサービスは、英国バーミンガムに拠点を置き、80年を超える航空機の販売、運航、サービスの実績を持つ。欧州北部でホンダジェットの販売・サービスを提供する。